少し前の調査ですが、口をぽかんと開けたままの子供が増えているそうです。
理由としては口を閉じる動きに関係する筋肉、口輪筋、頬筋、オトガイ筋などの表情筋の筋力が弱く、口をぽかんと開けたままになってしまうから。口を閉じることが出来ない為、知らず知らずのうちに口をぽかんと開けた状態が続いてしまう人が増えているという報告があります。
成人でも口ぽかん状態の人はいるのですが問題なのは子供たちで、口ぽかん状態の子供は見た目が悪いだけではなく、運動能力も低いことが多いそう。比較すると口を閉じている子供たちは体力レベルが高く集中力があり、勉強の成績も良い傾向があるとのこと。何かのきっかけで口ぽかん状態になると、成績が下降することも多々あるそうです。
口輪筋が弱いと舌を挙上する筋肉も弱く、睡眠時に舌根が上気道に落ち込みやすくなってスムーズな呼吸がしにくいため、横向きやうつぶせ寝で寝ることが多くなります。
口輪筋はストレスとの関係が深く、ストレスが少ないと口輪筋が正常に機能して口を閉じるように作用します。ストレス過多で口輪筋が機能しないと、筋肉で口を閉じることが出来ない代わりに指しゃぶりをしたりして口輪筋を緊張させるようになります。
普段口ぽかんの子供たちに口輪筋を鍛えると指しゃぶりをしなくなり、口輪筋のトレーニングなしに強制的に指しゃぶりを辞めさせると、唇をかんだり爪を噛んだり、舌を口唇に挟むように突き出したりと別の代償行動が起こることが多いようです。
また、口ぽかん状態が続くと口の中が乾燥するので、歯周病や口内炎、唾液が少ないので水分補給なしでは食事が食べられなくなり、嚙む回数が減ったりします。口ぽかんで舌根が沈下し気道を狭窄するので気道確保のために後頭部を後ろにそらしてあごを上げる姿勢になりやすく、姿勢が悪くなってしまう。
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